八万寿の有機緑茶をたっぷり使用し、お茶感にこだわった茶そばです。
屋久島の甘めの醤油や、つゆとも相性抜群。
国産の原料を使用。無添加・無着色なので安心・安全です。
原材料:小麦粉(小麦(国産))、そば粉(そば(国産))、緑茶(屋久島産)、食塩(国産)
内容量:200g
賞味期限:製造から1年
保存方法:常温保存 直射日光、高温多湿のところを避ける。
※開封後はお早めにお飲みください。
※本製品工場では、卵、やまいもを含む製品を製造しています。
こだわりの有機無農薬栽培
八万寿茶園では、平成13年に茶工場を含む茶園全域にわたって有機JAS認定を取得しました。
茶樹は虫がつきやすいため、一般的な栽培では年に10〜20回農薬が散布されます。
農薬は、土中の生命の流れを遮断し、さらに茶樹は根から農薬を吸収してしまいます。
一方、八万寿の無農薬茶は、自然肥料を栄養として、逞しく育ちます。
品よく手入れされた茶園は、たくさんの虫や鳥たちの楽園。命の賛歌で賑やかです。
お茶の葉を食べる虫が発生しても、一匹ずつ取り除いています。
虫害がひどい場合も、やはり農薬は使わずに、枝から刈り取ってしまいます。
茶畑の自然の流れは、自然の力の偉大さと感謝の心を教えてくれるのです。
雨にも土にも農薬が含まれていないのは屋久島ならでは。
茶畑は屋久島の杉林を自分たちの手で開墾して作っており、周囲には田畑がなく農薬が飛んでくる心配も全くありません。
南国の陽をいっぱいに浴びたとびっきり元気なお茶は、ピュアな大地に芽吹き、ぐんぐん育っていくのです。
命の島、神々の島、森の島、神秘の島。
1993年に世界自然遺産に登録された屋久島は、 逞しくも傷つきやすい大自然に恵まれた島です。
九州最高峰の宮之浦岳をはじめとした洋上のアルプス。亜熱帯から亜寒帯までの植物分布。
月に35日雨が降るといわれる豊富な雨量。
かつて南方航路の遣唐使は、大陸へ向かう途中で必ず屋久島に立ち寄り水を汲んだと記録に残されています。
屋久島は、人と自然の宝の島でもあるのです。美しく厳しい、自然の循環。
太古から変わらぬ生命の流れをもつ屋久島でなければ、完全無農薬のお茶は存在しなかったのかもれません。
屋久島八万寿茶園は、 人に自然に正直なお茶づくりの姿勢を守り通してきました。
そして、今、皆さまに静かな中にも確かな反応をいただいています。
The story of Hachimanjyu(八万寿)
柴 八代志、渡辺 万吉、久留島 寿志。ともに1948年、屋久島に生まれた屋久島高校の同級生です。
実は、八万寿という名前は、彼ら三人の名前から頭文字を一つずつとって組み合わせたものなのです。
八・万・寿の三人は、屋久島高校を卒業し、いずれも島外で5年ほど都会生活を送った後、帰郷、再会します。
屋久島で何年かを過ごす中で、夢と誇りをもち、三人が力を合わせて打ち込める素晴らしい仕事がないか模索します。
そんな彼らの耳に、屋久島がお茶づくりに最適な土地であるという話が入ってきました。
1985年5月、島外の茶業地の視察から帰った三人は、具体的な準備に取りかかります。
土地探し。資金づくり。技術の習得。三人は役割を分担し、力を合わせて事に当たりました。
汗と涙の日々は過ぎ、有限会社屋久島八万寿茶園を設立。 旧上屋久町長峰の地に12町歩の農地を取得します。
その間に磨かれた茶の栽培技術、そして茶の文化を屋久島茶に注ぎ込み、どこにもない本物のお茶をつくろうというのですから、並大抵の熱意と努力では実現できないことでしょう。
彼らの夢、屋久島茶が今や、少量ながらも皆さまの口に届けられるに至った理由には、屋久島という大自然の力はやはり外せないものとなっています。
品よく手入れされた現在の八万寿の茶園は、10数年前には、原野でした。
開墾した畑の土は、踏めばフカッと吸い込まれるように柔らかく、たっぷりと水を含みます。この地に植えられた苗木は大地にしっかりと根付き、勢いよく元気に育ちます。
それは、山林や原野を深耕した、山の土が茶に木に適しており、 病気が来ないということもあるそうです。
何千年、何百年と屋久島の大地に根を張り、貴重な生態系を守り続ける屋久杉。その根が雨を貯めこみ、青々とした川の流れをつくり、海へ注ぎ込みます。
天の水を受けた茶の木は、雑草や油粕などの自然肥料を栄養として逞しく育ちます。
そして、茶園だけでなく、八・万・寿の三人にも、千年樹の森はゆったりとした時間と清々しい空気を通じて、焦らず、急がず、想いを形にする人として純粋な気持ちを彼らに与えつづけているのです。